2019年1月25日金曜日

決めるのは私たちだ

 道原発連の宣伝で署名を呼びかけていたら、北電で働いていたという方との対話になりました。なかなか興味深い内容でした。

 署名板を持っている私の方をじっと見るので、署名しませんかと声をかけたら「できないよ、北電だもん」とのこと。すでに退職はしているそうです。「原発は安全だから大丈夫。動かせないと日本の損失になる」とのことなので、私から「しかしイギリスでも建設できないほど、コストがかかりすぎています。経営判断として(原発維持というのは)どうなのでしょう」と疑問を投げかけると「エネルギーは米国に握られていることだからね」。

 確かにエネルギーや食糧という重要政策で、日本は米国従属という歴史でした。さかのぼった原発導入の時期だけでなく、米国による2006年の原子力協力体制「国際原子力エネルギー・パートナーシップ(GNEP)」を日本も支持しました。いま日本の原発輸出戦略は総破たんの状況ですが、このGNEPにもとづき原発輸出を含めた「日米協力」が進められてきたんです。

 北電OBの方から、エネルギーの米国従属の話が出るとは興味深い。米国に日本のエネルギー主権を握られ続ける筋合いもないわけですから、再稼働反対の世論が多数であるいま、日本政府が原発ゼロの政治決断をするときです。経団連の中西宏明会長が「国民が反対するものはつくれない」と発言した背景は重要、なのです。今がチャンスです。

 雪が降るなかでも署名する方が相次ぎ、京都から観光で来られていた方も署名されました。力を盾に抑えつけようとしても、決めるのは私たち。決めるのは国民! そんな思いを強くした宣伝でした。

 毎週金曜日の反原発抗議行動にも今年はじめて参加し、上のような話を交えてスピーチしました。佐々木明美市議予定候補(手稲区)も駆けつけました。寒い冬でも行動を続けてきたことは、大きな意義があるんですね。他の誰でもなく、北海道の未来を決めるのは私たち! 雪が降るなかでも「再稼働反対」の大きな声でのコールが、道庁前に響きました。

 話しは前後しますが、今日は道議に挑戦する伊藤りち子・札幌市議に挑戦するさとう綾の両予定候補の事務所びらきがあって参加しました。会場いっぱいに「必ず勝利を」との熱気もあふれ、私からも「市議会で実績豊かな伊藤りち子さんに、今度は全道の舞台で力を発揮してもらおう」「生活相談で市民に心よせてきた、さとう綾さんこそ議員として力を発揮してほしい人」と応援スピーチ。市議団を代表して、幹事長の小形香織市議(中央区)も応援に駆けつけました。

 時間の関係で途中退出したため、お2人の決意表明を聞くことができませんでしたが、きっと力と心の込もった話をされたんだろうと思います。どの町にも駆け回りますが、私が居住している白石区ですので何としても2人の勝利を!との思いは強い。4人で写真も撮って、さぁ変えるよ!

 明日も札幌市内を中心にかけまわります。

 【今日の句】未来には 強権なんて 必要ない

0 件のコメント:

コメントを投稿