2024年8月18日日曜日

お互いにがんばろう

 永年党員・50年党員の顕彰、新入党員の歓迎を兼ねた党札幌東区地区委員会の「記念のつどい」。心からの敬意を表し、党の歴史を振り返りながら今後の活動もお互いにがんばろうと、僭越ながら講演をさせていただきました。

 日本共産党は入党して30年で「永年党員」、そして「50年党員」となられた方に、中央委員会から記念証書が渡されます。きちんと証書ケースにも入れて、これまでの党活動を労いつつ感謝の思いを伝えます。

 50年前は1974年。「狂乱物価」に生活用品不足と、くらしの不安や不満が高まるなかの参院選で党は9議席増の13議席を獲得し、北海道選挙区では小笠原貞子さんがトップ当選を果たしたのでした。

 金脈ぶりが大きな批判を浴びた田中角栄首相は、この年末に退陣します。物価高に金権政治とは、自民党は50年経っても変わらないのですね。党が躍進したことで、この後に反共キャンペーンが強まっていきました。

 30年前は1994年。前年に誕生した「非自民」細川連立政権が、「福祉目的税」として消費税増税を打ち出すなどで国民の信頼を失い退陣し、その後の羽田政権も2ヵ月しかもたず、自民党と社会党がまさかの連立という大激動の年でした。

 細川内閣では、小選挙区比例代表並立制と政党助成金制度の導入が決められました。今や小選挙区制の弊害は明らかですし、企業・団体献金を無くすためとした政党助成金の根本理由も問われているのでは。

 日本共産党が揺るがず続いてこれたのは、綱領という確固たる方針があることと、草の根でがんばる多くの党員さんがいたからです。大元から社会を変えることと、身近の切実な要求を実現する活動は、まさに車の両輪。私もいっしょに、粘り強く取り組みたい。

 「STOP 九条改憲!国民主役の政治を!中央区実行委員会」が取り組む、市民と野党の街頭宣伝にも足を運びました。日本共産党からは私のほか、千葉なおこ道1区予定候補、森英士地区委員長も参加しました。

 立憲・社民・れいわ・新社会に「戦争させない市民の風・北海道」から山口たか共同代表など、こうした地域の積み重ねが大事なのだと実感です。自民党政治の行きづまりが明らかな今こそ、新しい政治の姿を示さなければ。

 【今日の句】自民から 裏金根絶 聞こえぬが

0 件のコメント:

コメントを投稿