月80時間の残業規制を超えて働きたい労働者は、厚労省の試算でも0.1%ほど。裁量労働制の対象拡大を狙う財界の要求に応えれば、0.1%からどんどん対象が広がりかねません。そもそも「上限」とは、上限いっぱいまで働かせてよい、という意味ではないでしょう。
労働法制というのは、働く人の命と健康を守り、健全な雇用環境を維持していくためのもの。長い期間をかけて、国際的にも勝ち取ってきた「人間らしく生きる権利」です。長く働けば生産性が上がる、というものでもありません。
一方で中小企業が多い北海道では、大企業より賃金が低いことや人員不足のため、残業せざるを得ない実態もあります。賃上げや中小企業支援と一体の労働時間短縮へ、政治の力が必要です。私も力を尽くしたい。
あわせて資本主義だからこそ起きる「生産のための生産」、大量生産・大量消費・大量廃棄のサイクルなど、これらを見直すことこそ。法規制とともに経済システムを変えようと、私からも呼びかけました。
道宗平協は今年、結成60周年を迎えました。私が議員や候補となって、会員さんには多くの場面で会うことも多いのに、腰を据えて懇談をしたのは実は初めてだったかもしれません。あらためて活動の思いを聞き、協力・共同を強めなければと痛感しました。
【今日の句】賃上げへ 中小企業に 支援こそ


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